【山本源吉】安井知得 シノギの名局【安井知得】

安井知得 シノギの名局

解説

安井知得(安井知得仙知)さん、白番のシノギの名局です。
 
黒30手前後までで、下辺から中央にかけての白が一眼もなく心配な状態です。
黒27の後、白28と開いて、黒29でボウシで圧迫した際に、白30で下辺にいっぽんツケた後
白32のケイマでさらに白地を稼ぎにいきました。
 
その後、黒は左辺を決めてから、黒39と下辺から中央にかけての白を攻撃しにいきました。
この盤面では、結構白が怖いように思えます。
白は、白42・白44で中央に脱出したように思えますが、黒49が良い手で上の白と下の白は切断されてしまいます。
その後、黒51により上と下の白は完全に切断されました。
(私はこのとき、白は中央ポン抜きによる利益、黒は下辺の白を取った分かれのように思えました。)
 
この盤面では、知得さんは白52の「ツケ」を用意しており、この手が良い手で下辺の「シノギ(生き)」を用意しておりました。
黒57は同じ箇所に白に切られるとよくないので、黒57と守る手が必要になります。
その後は棋譜通りとなりますが、白は下辺を華麗にシノいでしまいました。
 
白としては下辺が無傷で生きた時点で、下辺を手抜きをして他で白地を稼いでおりましたので、形勢は白良しとなります。
その後、棋譜では少し進みますが、いかにも「勝ちました」というような手堅い手(※白84・白88・白90)が多く、危険な手を避けているように感じます。
 
あくまで現局面での形勢ですが、白良しとなります。
しかしながら打ち掛けとなっており、その後の棋譜が見つかっていないため、結果としては「打ち掛け」になります。

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