【李世ドル】Google DeepMind チャレンジマッチ第三局【AlphaGo】

Google DeepMind チャレンジマッチ第三局

解説

AlphaGo(白)が第3局に勝利した。

第2局の後、棋士の間では、AlphaGoの真の実力について、まだ強い疑いがあった。第3局ではこの疑いが晴れた。Ormerodは以下のように論評した。

AlphaGoは、経験を積んだ棋士たちが抱くその強さに対する疑いを全て晴らすように、文句の付けようのない形で勝利した。AlphaGoは恐ろしさを覚えるほど非常にうまく打ちまわした … 李はAlphaGoに非常に厳しく一方的な攻めを見せたが、結果的にこれまで気付かれていなかったAlphaGoの真の力を明らかにしてしまった … 李は攻めによる得を得ることができなかった … 最高の中盤戦の名人である彼が、はっきり明確にお株を奪われたのだ。

安永吉とOrmerodは、この一局は「AlphaGoが全ての人間の棋士よりも単純に強い」ことを示したとした。
AlphaGoは今までの2局では現れなかった、コンピュータには判断が難しいとされてきたコウでもミスは犯さなかった。
安とOrmerodは、白148が特に注目に値すると考えた。複雑なコウ争いが起きているなか、AlphaGoはコウ争いに勝てると自信を見せ、上辺の大場に先着したのである。

黒番の李は高中国流を採用したが、AlphaGoは白12と黒の大模様に打ち込んでいった。李としてはこの白を厳しく攻めて得を図りたいところだったが、AlphaGoに簡単にサバかれてしまった。安は李の黒31が敗着であった可能性が高いとしており、アメリカ囲碁協会のAndy Jacksonは勝敗が黒35の時点で既に決していたと判断した。

AlphaGoは白48から碁の主導権を握り、李は守勢を余儀無くさせた。李は黒7779と反撃したが、AlphaGoは白90まで局面を簡明にすることに成功した。
AlphaGoは下辺に大きな地模様を作り、白102から112まで、右辺や左上の白石の強化に回った。安は一連の進行を「洗練されている」と表現した。李は黒115から下辺の白地を荒らしに行ったが、AlphaGoは適切に対応した。黒131から複雑なコウを仕掛けたが、AlphaGoのミスを誘うことはできず、176手目に投了した。

動画

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。